いち髪シャンプーは、日本人の髪の特性に合わせた成分を採用し、ダメージ補修や予防を目的とした美髪ケアシリーズとして多くの美容師から支持されています。本記事では、美容師の視点から全3種類のいち髪シャンプー「なめらかスムースケア」「濃密W保湿ケア」「ダメージリペア&カラーケア」について、成分、洗い上がり、使用感、香りなどのポイントを徹底解説。あなた自身の髪質やライフスタイルにピッタリの一本を見つけるための参考にしてください。
いち髪シャンプーシリーズの基本コンセプト
いち髪シリーズは、和草の持つ自然の恵みを活かし、髪と地肌に潤いを与えながら、ダメージを補修および予防することを目的としています。近年のヘアケアは、ただ洗浄するだけでなく、栄養や保湿、ダメージ補修にもしっかりこだわることが求められています。いち髪シャンプーはそのニーズに応え、3種類の製品として展開され、それぞれ仕上がりのイメージと香りに違いがあります。
全3タイプの特徴と選び方
【なめらかスムースケア】
「なめらかスムースケア」は、絡まりやゴワつきが気になる髪用にデザインされたシャンプーです。アミノ酸系洗浄成分「ラウロイルサルコシンTEA」を配合し、やや高めの洗浄力で頭皮や髪の汚れ、スタイリング剤をしっかり落とすと同時に、和草成分や保湿成分をプラス。特徴的なのは、華やかな山桜の香り。洗い上がりはサラサラで、ふんわりとした軽やかな質感を実現しています。以下のポイントで選ぶと良いでしょう:
おすすめポイント | 髪に絡まりが出やすい・スタイリング剤をよく使う方に最適。シャンプーの香りをしっかり残したい方向け。 |
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仕上がり | サラサラでふんわり、軽やかな印象。 |
香り | みずみずしい山桜の香り。酸味を感じさせる甘さと華やかさが特徴。 |
【濃密W保湿ケア】
「濃密W保湿ケア」は、乾燥やパサつきを感じる髪、さらには広がりやまとまりのなさに悩む方におすすめです。こちらも、アミノ酸系洗浄成分とベタイン系洗浄成分をバランスよく配合。保湿成分として、アシタバエキスやコメヌカ油、さらにはアンズ核油を加え、しっとりとした仕上がりを実現します。香りは、ほろ甘いあんずと上品な桜をブレンドしており、甘すぎず、上品な印象に仕上がっています。
おすすめポイント | パサつきや広がりに悩む髪、太めで硬い髪やくせ毛の方に最適。しっとりとまとまりが欲しい方向け。 |
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仕上がり | しっとりとまとまりがあり、保湿力を実感できる。 |
香り | あんずと桜のブレンドが、ほんのりと甘く、女性らしい上品さを演出。 |
【ダメージリペア&カラーケア】
「ダメージリペア&カラーケア」は、カラーリングで褪色やダメージが気になる方に向けたシャンプーです。こちらも洗浄成分はアミノ酸系をベースに採用されていますが、特にカラーの色持ちやダメージケアに焦点を合わせた処方となっています。すっきりとした洗い上がりながら、指通りはサラサラで、控えめな甘さの中に爽やかな香りが感じられるため、大人の男性にも人気があります。おすすめポイントは以下の通りです。
おすすめポイント | ヘアカラーの色持ちやダメージ補修を重視する方に最適。軽い仕上がりが好みの方向け。 |
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仕上がり | しっかりと洗い上げながらも、軽さとサラサラ感を感じさせる。 |
香り | 洗練された檸檬花と桜の香りが、穏やかでありながら印象に残る。 |
シャンプー選びの評価項目
美容師の視点から、いち髪シャンプーを評価する際は、以下の5つの項目に注目しています。
①洗浄力
各シャンプーともに、主成分はアミノ酸系の洗浄成分で、頭皮の余分な皮脂やスタイリング剤をしっかりと落とす設計。しかし、その洗浄力の高さから、皮脂が必要な乾燥肌の方にはやや刺激が強く感じられる場合もあるため、髪質に合わせた選択が大切です。
②泡立ち
どのタイプも泡立ちが豊かで、密度の高い泡が髪全体に広がりやすく、しっかりと汚れを包み込むため、洗浄中のストレスが少なく快適な使用感を実現しています。泡のキメや持ちも非常に良好で、誰でも使いやすい点が魅力です。
③洗い心地
実際に手に取って使用すると、すべてのタイプで摩擦の少ない滑らかな洗い心地が感じられます。ただし、髪質や状態により、シャンプーだけでは物足りなさを感じる場合は、併せてコンディショナーを使うとさらに効果が高まります。
④仕上がり
シャンプー単体での仕上がりは、いずれのタイプもほぼ同じ傾向を示す一方、コンディショナーとの併用によって明確な違いが見られます。サラサラ感やしっとり感など、求めるイメージに合わせて選ぶことが可能です。また、洗い上がり後の髪のまとまりや指通りの良さも、日常のスタイリングに大きな影響を与えます。
⑤成分評価
成分面では、全種類ともに保湿成分やダメージケア成分がしっかりと配合されており、特に「アシタバ葉/茎エキス」や「コメヌカ油」などが、髪に栄養と潤いを与えます。大手メーカーによる徹底した研究開発の成果が感じられるラインナップです。たとえ価格が手頃であっても、使うたびに実感できる仕上がりの違いが、購入後の満足度につながっています。
実際の使用感と口コミから見る違い
実際に各タイプを使用した際の使用感や口コミを基に、より細かい違いを解説します。
使用感の違い
・「なめらかスムースケア」は、洗浄後の髪がふんわり軽く、サラサラ感が際立ちます。特に、髪が絡まりやすい方や日常的にスタイリング剤を使用する方におすすめです。さっぱりとした洗い上がりながらも、香りが長続きするため、一日中フレッシュな気分を保てます。
・「濃密W保湿ケア」は、髪にしっかり潤いを与えるため、乾燥が気になる季節や髪がパサつきやすい方に最適。使用後は、まとまりやすく、艶感も現れやすいですが、コンディショナーとの併用でさらなる効果を実感できるという意見が多く見受けられます。
・「ダメージリペア&カラーケア」は、特にヘアカラーをしている方やダメージケアを重視したい方に支持されています。洗浄力がやや強めなため、余分な皮脂やカラー剤をすっきり落とす一方で、仕上がりは軽やか。髪への負担が少なく、長持ちするカラーを求める方に好評です。
香りの印象
・「なめらかスムースケア」は、みずみずしい山桜の香りが清々しく、香りが強めに持続するのが特徴。シャンプーの香り自体を楽しみたい方には特におすすめです。
・「濃密W保湿ケア」は、あんずと桜がブレンドされた上品な香り。やや甘めで女性らしい印象が強いですが、男性では少し甘すぎると感じる場合も。軽い香りが苦手な方は、トリートメントとの組み合わせでバランスを取ると良いでしょう。
・「ダメージリペア&カラーケア」は、洗練された檸檬花と桜の香りが調和しており、爽やかで男性感も感じさせる上品な香りです。香りが控えめながらも存在感があり、長時間持続するため、多くの使用者から高評価を受けています。
美容師がすすめる選び方ポイント
いち髪シャンプーの各タイプは、実際には使用感の違いというより、仕上がりのイメージや香りなどの「味付け」に大きな違いがあります。選び方の基本としては、普段の髪質や求める仕上がり、好みの香りを基準にすると良いでしょう。
髪の状態と目的に合わせた選択
・髪が絡まりやすく、スタイリング剤をよく使用する方は「なめらかスムースケア」。洗いながらもしっかりと汚れが落ち、サラサラの仕上がりが得られます。
・パサつきや乾燥、まとまりにくさに悩む方は「濃密W保湿ケア」。髪と地肌に十分な潤いを与え、しっとりとしたまとまり感を実感できるので、乾燥シーズンやダメージヘアの補修に最適です。
・カラーリングが多く、ダメージケアや褪色防止を望む方は「ダメージリペア&カラーケア」。カラーの持ちを良くしつつ、軽い仕上がりでベタつかず、ヘアカラーを長持ちさせる工夫が光ります。
使用シーンで分ける使い分け
普段のシャンプーだけでなく、特別な日やケアの必要性が高いと感じた時に、用途や雰囲気に合わせて使い分けるのもおすすめです。たとえば、オフィスや外出前に爽やかな香りがしたい場合は「なめらかスムースケア」を、しっとりと落ち着いた印象を求めるなら「濃密W保湿ケア」を選ぶなど、シーンごとのメリハリも楽しめます。
まとめ
いち髪の全3タイプのシャンプーは、基本成分や洗浄力、泡立ち・使用感は共通する部分が多く、最終的な違いは仕上がりのイメージと香りに集約されます。美容師としての視点からは、髪質や髪のダメージ、普段のスタイリングの頻度、さらには好みの香りを重視して選ぶことが最も大切だといえます。
・しっかりとした洗浄力とさっぱり感を求めるなら「なめらかスムースケア」
・保湿重視でまとまりを良くしたいなら「濃密W保湿ケア」
・カラーの持ちやダメージケアを重視するなら「ダメージリペア&カラーケア」
それぞれの良さを最大限に活かすため、普段の使用感はもちろん、コンディショナーやトリートメントとの組み合わせでさらに仕上がりが変わる点にも注目しましょう。自分自身の髪質とライフスタイルに合わせた最適な選択で、毎日のヘアケアをより快適に、そして美しく仕上げてください。
本記事が、あなたが理想のいち髪シャンプーを見つけ、快適な美髪ライフを実現する一助となれば幸いです。どのタイプも一長一短があり、何度か試して自分にぴったりの一本を探す過程もまた、ヘアケアの楽しみのひとつと言えるでしょう。豊かな和草の力と、美容師が認める確かな使用感が実感できるいち髪シャンプーで、ぜひ美しい髪を手に入れてください。