エステサロンでも、お客様に対して「お願いできますでしょうか」と言ってしまうことがあるかもしれません。しかし、この表現は二重敬語であり、文法的には誤りです。
エステサロンでは、お客様に失礼のないよう、正しい敬語を使うことが大切です。ここでは、「お願いできますでしょうか」の代わりに使える表現をご紹介します。
「お願いできますでしょうか」が二重敬語である理由
「お願いできますでしょうか」が二重敬語とされるのは、「できる」の丁寧語である「できます」と、「だろうか」の丁寧語である「でしょうか」が同時に使われているからです。
正しくは、「お願いできますか」や「お願いしてもよろしいでしょうか」と表現します。
エステサロンでのシーン別「お願いできますでしょうか」の言い換え例
エステサロンでは、様々な場面でお客様にお願いすることがあります。シーンに合わせた正しい敬語表現を使うことで、お客様に気持ちよくサロンを利用していただけるでしょう。以下に、シーン別の例文をご紹介します。
受付でのシーン
・ご予約の確認をお願いいたします。
・お名前とお電話番号を伺ってもよろしいでしょうか。
・お荷物をお預かりいたしますので、こちらにお渡しください。
・ご来店ありがとうございます。少々お待ちいただけますでしょうか。
カウンセリングでのシーン
・ご希望の施術について、詳しくお聞かせいただけますでしょうか。
・お肌の悩みをお聞かせ願えますでしょうか。
・アレルギーなどがございましたら、お申し付けくださいませ。
・ご不明な点がございましたら、何なりとお尋ねください。
施術中のシーン
・痛みや不快感がございましたら、お申し出ください。
・施術の強さはいかがでしょうか。調整をお願いいたします。
・リラックスしていただけるよう、お力を抜いていただけますでしょうか。
施術後のシーン
・化粧水の塗り方をお教えいたしますので、ご覧ください。
・次回のご予約を承ってもよろしいでしょうか。
・本日はご来店いただき、誠にありがとうございました。
お客様へのメールでの表現
予約確認やアフターフォローのメールでも、正しい敬語表現を使いましょう。
・ご予約いただきまして、誠にありがとうございます。当日のご来店をお待ち申し上げております。
・先日は当サロンをご利用いただき、ありがとうございました。施術後のお肌の調子はいかがでしょうか。ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
メールでは、口頭での会話以上に言葉遣いに気を付ける必要があります。お客様に失礼のないよう、丁寧な表現を使うよう心がけましょう。
まとめ
「お願いできますでしょうか」は二重敬語のため、エステサロンでも使わないようにしましょう。お客様に敬意を払い、正しい敬語表現を使うことで、サロンへの信頼にもつながります。
美しい言葉遣いで、お客様に快適なサロンタイムを提供できるよう、スタッフ一同心がけましょう。